参院で具体論提示と活発な質疑期待 石破大臣

2014年11月09日 13:44

 石破茂地方創生担当大臣は、衆院可決なった地方創生法案について野党から「中身が無い法案との批判を浴びたが、理念法・組織法・プログラム法である以上、性格的に仕方ないこと」としたうえで「参議院においては各党からの具体論の提示とそれに関する活発な質疑を期待する」とした。

 また、自身のブログで民主党の渡辺周議員が紹介した島根県大田市の中村ブレイスの事例に「本当に心打たれる良い話だと感銘した」と綴り「先日の北海道においても音威子府村や弟子屈町の事例など真剣に取り組む好事例を学ばせて頂き、今までの不勉強を恥じた。熱意と創意工夫のある自治体を国は全力で支えると言うと格差の拡大だとの批判を浴びるが、真剣に取り組むところとそうでないところを同じに扱う方がよほどおかしいのではないか」と熱意と創意工夫のあるところを全力で支えるのは当然とした。

 また、石破大臣は「熱意と創意工夫のないところがある、ということを前提とすること自体、不思議なことだ」とした。地方創生法案は来週から参議院で審議が本格化する。(編集担当:森高龍二)