マツダ、2月発表の「CX-3」に次いで、5月に新型「ロードスター」投入

2015年01月13日 22:33

Mazda Roadster

ライトウエイトスポーツとして車重1トン未満にこだわって設計した新型ロードスター

 マツダは予定どおりコンパクトな新型SUV「CX-3」を2月に発売する。予想されるボディサイズは全長×全幅×全高4275×1765×1550mm、ホイールベースは2570mmだ。同社のコンパクト・ハッチ「デミオ」をベースに開発したが、車幅が拡がり3ナンバーモデルとなった。マツダの魂動デザインが生み出したエクステリアはバランスのよいディメンションとなり、前後フェンダーのデザインからは躍動感も伝わってくる。

 搭載エンジンは、どうやら1.5リッター4気筒ディーゼルターボ「SKYACTIV-D 1.5」だけ。出力&トルクは、105ps/4000rpmの最高出力と25.5kg.m/1500~2500rpmの最大トルクを発生する。このパワーユニットの特徴は、その太いトルクにあり、ほぼ2.5リッターガソリンエンジンに匹敵するトルクを非常に低い回転域で発生する。トランスミッションは、デミオと同様に6速マニュアルと6速オートマティックを組み合わせる。デミオに比べて車重が重い(1220kg程度)ため、JC08モード燃費は24.0km/リッターほどになりそうだ。

 恰好のライバルは、ホンダ・ヴェゼル、日産ジューク、フォルクスワーゲン・クロスポロか? 価格的にもライバルと同等で220万円ほどに抑えると思われる。

 そして5月、待望の「マツダ・ロードスター」が4代目に生まれ変わる。車両重量を削って、1トン未満にこだわった設計となる。ボディサイズは全長×全幅×全高3815×1730×1230mm、ホイールベースは2530mm。

 搭載するパワーユニットはアクセラに搭載する1.5リッターガソリン。だが、吸排気系に大幅に手が入り、ロードスター専用チューンを受けたエンジンだという。最高出力は130ps/6500rpm、最大トルクは15.2kg.m。これをフロントミッドシップ搭載する。トランスミッションは6速マニュアルと6速オートマティックを組み合わせる。軽い車重と相まって、これまで以上の軽快なハンドリングとなる。ロードスター自慢の“ヒラリ感”に期待したい。(編集担当:吉田恒)