au、ドコモに続きソフトバンクもセット割を発表

2015年02月02日 12:22

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ソフトバンクBBは30日、NTT東日本・西日本が提供する光回線の卸売りサービスを利用して行う光回線サービス「ソフトバンク光」の提供を3月1日より開始するとの発表を行った

 携帯電話と光回線サービスのセット割引きについては、これまでNTTドコモ<9437>とKDDI<9433>のauがサービスの開始や発表を行っており、すでに「携帯電話+光回線サービスのセット割引き」競争が巻き起こりつつある状況だが、残る大手キャリアのソフトバンク<9984>も当然のごとく、この競争に参加することとなった。

 ソフトバンクBBは30日、NTT東日本・西日本が提供する光回線の卸売りサービスを利用して行う光回線サービス「ソフトバンク光」の提供を3月1日より開始するとの発表を行った。そしてこれと併せてソフトバンクとソフトバンクBBは、携帯電話と光回線をセットで利用した際に適用される「スマート値引き」も開始すると発表した。

 「ソフトバンク光」は戸建て向けだと、「自動更新ありプラン」だとインターネット接続料込みで月額5200円、「自動更新なしプラン」で月額6300円。そしてマンション向けだと、「自動更新ありプラン」が月額3800円、「自動更新なしプラン」が4900円となっている。

 そして「ソフトバンク光」と併せて開始される「スマート値引き」は、ソフトバンクの携帯電話とソフトバンクBBが指定する固定通信サービスをセットで利用した場合、割引きサービスを受けることができる。利用者が新料金プラン「スマ放題」のデータ定額パック・大容量(10ギガバイト)以上を契約した場合、2年間1ヶ月あたり2000円の割引きが適応され、3年目以降は1008円が割引かれる

 また「スマート割引き」が適用される固定通信サービスとして、「ソフトバク光」「ヤフーBBバリュープラン」「ホワイトBB」などがある。このうち「ソフトバンク光」を契約した場合には、契約に伴い必要となるオプションの「光BBユニット」「Wi-Fiマルチパック」「ホワイト光電話」の合計月額料金1924円が、月額500円になる割引きを行う。

 こうした携帯電話と光回線のセット割については、すでにNTTドコモがサービス開始の発表、そしてauが先行してサービスを開始しているが、今回のソフトバンクのサービス開始発表により、いよいよ本格的な「セット割競争」が展開されることは間違いないだろう。(編集担当:滝川幸平)