KDDI、他社に対抗し「auひかり」を値下げ

2015年02月15日 10:34

 現在、各携帯電話会社の間ではスマートフォン(多機能携帯電話)と光回線をセットで契約すると月額料金が割り引かれるサービス「セット割」により、激しい顧客獲得争いが展開されている。3月1日よりNTTドコモ<9437>とソフトバンク<9984>が「セット割」を開始するが、2012年より先行して「セット割」を提供してauのKDDI<9433>は12日、NTTドコモ、ソフトバンクの「セット割」料金に対抗する形で新たな料金プランの提供を開始するとの発表を行った。

 KDDIが新たに提供する料金プランは「ずっとギガ得プラン」で、3年間の継続利用を条件に、個人向け光サービス「auひかり」の月額料金を今より最大300円安い4900円(税抜き)で提供する。提供開始日は3月1日で、これにより携帯電話大手3社の「セット割」が出揃う形となる。

 「ずっとギガ得プラン」では段階的に割引料金が適用され、1年目の月額料金5100円、2年目の月額料金は5000円、3年目以降の月額料金は4900円となる。またこの「ずっとギガ得プラン」は新規契約者以外にも既存の契約者も利用することができ、これまですでに「auひかり」を3年以上利用している契約者は、変更した当月から月額4900円で利用することができる。

 KDDIは12年2月よりスマートフォンと光回線をセットで契約することで、スマートフォンの月額料金が1台あたり1410円割り引かれる「スマートバリュー」を提供している。こうして「セット割」でNTTドコモとソフトバンクに先行していたKDDIだが、しかし3月1日より2社が同様の「セット割」を開始することを受けて、月額割引最大300円の4900円という最安値により、対抗したい考えだ。
 
 これまでも様々な形でNTTドコモ、ソフトバンク、auのKDDIの間では価格競争が展開されてきていたが、今回も「セット割」による顧客獲得、また顧客流出防止をめぐって激しい争いが展開されそうな気配だ。そしてここのところ順調に業績を伸ばしているauのKDDIがこうして新たな施策を講じただけに、ほかの2社も新たな動きをみせる可能性は十分にある。(編集担当:滝川幸平)