生活の党の小沢一郎代表は安倍晋三総理の思想について「安倍さんは日本の武装独立(論者)」とし「ある意味、(石原)慎太郎と同じ」。「アメリカに従属的になりつつある以上に危険な思想(の持ち主)」との認識を記者会見で示した。
小沢代表は「軍事同盟的な中身のものを、日米同盟の強化ということで自らの軍事的な量的、質的拡大を腹の中で思い描いているのではないか。だからアメリカに従属的になりつつある以上に危険な思想であると思う」と述べた。
そのように思う背景について小沢代表は「安倍さんは戦後体制を否定している。ポツダム宣言、サンフランシスコ平和条約に書かれていること、つまり日本が受け入れたことについて、肯定的な答えを一切していない。むしろ極東軍事裁判を批判している。どちらかと言えばそう」と指摘。
そのうえで「私はアメリカとの同盟は対等関係だと言っているが、軍事的に対等になるというわけではない。同じ独立国として対等の立場で友好と同盟関係を強化するということ。(しかし)安倍さんは自分の心の奥底のことまでは絶対に話さないでしょうけれども、日米同盟を理由として日本の軍事的な質、量ともに強化拡大をしようとしていると私は考えている」と語った。(編集担当:森高龍二)