正社員と非正社員、貯蓄が多いのはどちら?

2015年06月02日 12:19

 「終身雇用制度」時代と置き換わるように増えてきたのが、派遣社員や契約社員、パートタイマーといった多様化された雇用形態。それぞれにメリット・デメリットがあるが、実際の貯金額の面では、それぞれの雇用形態によって明確な差があるようである。

 全研本社株式会社は、「正社員」、「契約社員」、「派遣社員」、「パートタイマー」の契約形態別に平均貯金額を尋ねる調査を29日までに行った。

 正社員の貯金額は、「100万円未満(34%)」がもっとも多かった。つづいて、「500万円以上(21%)」「100~200万円(16%)」「200~300万円(11%)」「300~500万円(10%)」「宵越しの金は持たぬ(6%)」となった。

 契約社員の貯金額は、「100万円未満(32%)」がもっとも多かった。つづいて、「100~200万円(16%)」「500万円以上(13%)」「宵越しの金は持たぬ(13%)」となった。

 派遣社員の貯金額は、「100万円未満(58%)」がもっとも多かった。つづいて、「500万円以上(21%)」「100~200万円(5%)」「宵越しの金は持たぬ(16%)」となった。

 パートタイマーの貯金額は、「100万円未満(53%)」がもっとも多かった。つづいて、「100~200万円(17%)」「200~300万円(6%)」「300~500万円(5%)」「500万円以上(5%)」「宵越しの金は持たぬ(9%)」となった。

 すべての雇用形態で、もっとも多かった貯金額は100万円未満であっが、2位はパートタイマーを除けば500万円以上となっており、パートタイマー以外の人の貯蓄額は「多い」か「少ない」かの両極端状態にあることがわかる。契約社員と派遣社員とでは、派遣社員の方が100万円未満の人が20%も多く、宵越しの金は持たない無貯蓄派も多い一方で、500万円以上の人も多く、派遣社員の方が貯蓄額がバラエティに富んでいるようだ。パートタイマーは金額の上昇と人数がきれいに反比例しており、派遣社員や契約社員と比べて極端化はしていない。

 雇用形態の差だけで経済状態を推し量ることはできないが、貯蓄金額の傾向には差が現れているようだ。回答者は879人。男性442人、女性437人。年代は、20代424人、30代262人、40代138人、その他55人。(編集担当:堺不二子)