7割の夫が「お小遣い制」、3万円以下が64%

2015年06月12日 08:45

 日本の多くの家庭では、妻が家計を管理し、夫は「お小遣い制」というケースが多いようだ。エイチーム(本社・名古屋)が手がける生理日・排卵日予測アプリ「ラルーン」が今年5月、会員女性らに「現在、夫が使うお金はお小遣い制ですか?」と聞いたところ、「はい」が73.3%、「いいえ」が26.7%で、7割以上が「我が家はお小遣い制」と回答した(有効回答数は1021人)。この数字を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれだが、こと若い夫婦では、お小遣い制が多数派のようだ。

 「夫はお小遣い制である」と答えた人に、「ひと月あたりいくらですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「2~3万円」で32.7%を占めた。次いで「1~2万円」が20.2%、「3~4万円」が19%。「1万円以下」も11.5%いる。お小遣いが「3万円以下」の合計は、実に64.4%に達した。少ない金額でやりくりしているケースも多いようだが、妻に「夫からお小遣いアップを要求されたことはありますか?」と聞いたところ、「ない」が57%と多数派で、「ある」は43%だった。

 「夫からお小遣いアップを要求されたとき、どうしたか」と尋ねた結果、最多は「上げなかった(59.3%)」、次いで「多少上げた(27.9%)」、「希望の額まで上げた(6.4%)」。夫としては残念な結果かもしれない。

 では、家計を握る「妻のお小遣い」はいくらなのか。アンケート結果では、「夫より低い(57.4%)」が最も多く、次いで「夫と同じ(23.8%)」、「夫より高い」は11%にとどまった。約6割の妻は、夫より少ない金額でやりくりしているようだ。そんな妻たちが「小遣い」の中で最もお金をかけているものは「美容・化粧品(26.9%)」、次いで「ファッション(25%)」、「友達と遊ぶ(23.5%)」など。他にも「スイーツを買う」や「外食」など、食べ物に使うという意見が目立った。
 
 夫のお小遣いをめぐるエピソードを自由に答えてもらったところ、「出産で家を開けたときにキャッシュカードを渡していたら、普段のお小遣いの倍以上に使っていて大喧嘩した(20代後半)」とか、「家事を手伝えば小遣いアップです(20代前半)」など、様々な声が寄せられた。(編集担当:北条かや)