山本一太元沖縄北方担当大臣(自民党・参議院議員)は18日アップのブログで、姉(山本家の長女)からの話として「私がよく聞くのは『今、選挙があったらいいのにね!』(=そうすれば反対の意志表示が出来る)という女性たちの声。この雰囲気は気をつけたほうがいいわよ!」と助言されたと紹介した。
「私の年代のお母さんたちの反応は厳しいわよ。戦争法案みたいな誤解が浸透している。もっとちゃんと説明したほうがいいと思うな」との助言もあったと載せた。
こうした身内の助言も含め、山本議員は「マスコミ各社は『衆院通過によって、今国会での平和安全法制の成立は確実になった』と報じている。が、参院での審議はよほど丁寧にやったほうがいい」と丁寧な審議がなければ反発は余計に強まり、安倍政権の基盤が弱まることになるとの懸念をうかがわせた。
山本議員は「国民に対する最大限の説明努力を尽くすべきだ」とし「女性の理解、特にお母さんたちの理解を得ることが肝心だ。安倍総理だけに説明の負担を押し付けてはならない」と総理に配慮もみせている。
山本議員は「何としても今国会で成立させねばならない。が、女性が嫌悪感を持つその他の政策や法案を無理やり進めることには、極力、慎重でなくてはならない。政権の基盤を弱めることになる」と綴った。
参院で質問の機会があれば「安倍首相の人間性と戦争以外の方法で国民の生命と安全を守る決意を国民の前で総理自身に語ってもらうことに集中したい」との思いも発信している。(編集担当:森高龍二)