世界の人々が夢と希望分かち合える大会にと総理

2015年07月25日 07:15

 安倍晋三総理は24日、東京オリンピック・パラリンピック第1回推進本部会議であいさつし「2020年の大会を世界中の多くの人々が夢と希望を分かち合える歴史に残る大会、東日本大震災から復興を成し遂げた日本の姿を世界に向けて発信する大会、パラリンピックの開催を通じ、我が国が障害者の方々にとってバリアの無い、世界で最も生き生きと生活できる国であることを示す大会になるよう取り組んでいきたい」と大会の目標を語った。

 安倍総理は「新国立競技場については計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直すことを決断した」とし「内閣全体として責任をもって競技場の建設を進めていくため、遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣をヘッドに閣僚会議を立ち上げた。大会までの期間が限られている中、新しい整備計画の策定に全力を挙げ、2020年のオリンピック・パラリンピック開催までに間違いなく完成させ、世界の人々に感動を与える場にしていきたい」と理解と協力を求めた。

安倍総理は「主役は国民ひとりひとり、アスリートの方々。みんなに祝福される大会でなければならない」としたうえで「2020年の7月24日が東京オリンピック開会式。今日からちょうど5年後の7月24日に開幕する。『あと5年』ではなく『もう5年しかない』という気持ちで、一丸になって成功に向け尽力を」と指示した。また新国立競技場の整備計画はこの秋口に策定する計画だ。(編集担当:森高龍二)