2020年の東京オリンピックに向けて更なる訪日外国人の増加が予想される。自身の英会話力に自信がなく「焦りを感じている」人は4割以上に上ることがわかった。
調査対象 2000名のうち自分の英語に焦りを感じている人は42.4%。特に 20 代~30 代の女性で多く半数以上が自身の英語力に直面し焦りを感じている。
自分の英会話力に焦りを感じている人を対象に困ったことがあるか、またシチュエーションはどんな時か調査を行ったところ、約8割が困ったことがあると回答。一番困ったシチュエーションは「道を聞かれた時」46.5%。その次に多かったのは「接客業での商品・サービス説明」25.2%。「電車の乗り換え」18.0%、「お店の情報」で13.0%。道などで外国人に偶然に話しかけられる以外にも、実際に仕事の中でも必要に迫られている現状が伺える結果となった。
職場で英語にどれくらい困ったことがあるかも調査したところ、約 5 割はいま現在実際に困っていると答えた。中でも最も多かったのは「海外現地スタッフ/取引先とのコミュニケーション」15.7%。その次に「職場に外国人がいる」8.8%。ついで「英語が昇進に関わる」6.3%、「社内共用語が英語になった」2.5%、「突然転勤を言い渡された」1.1 %という切実な回答も聞かれた。
英語学習法のうち最もポピュラーなものの1つが「英会話教室」であるが、約9割もの人が通いたいと思ったが躊躇したことがあるという結果となった。英会話を習うことに躊躇した人が約 7 割。理由としては、「費用」が一番多く65.9%、ついで「継続できる自信がない」51.3%、さらに「通うのが面倒」48.7%。「授業についていけるか不安」39.0%。「外国人講師と話すのが緊張する」29.1%となった。
英会話力のなさを自覚する人は多いが、実際に修得のための一歩を踏み出すのはなかなかハードルが高く感じられるようである。対象者は20~69歳の男女2000名。調査地域全国。調査期間2015年5月8日(金)~5 月10日(日)。『ECC PR 事務局調べ』による。(編集担当:堺不二子)