ケイ・オプティコム、ドコモ回線SIMの料金を発表

2015年08月24日 07:23

 関西電力<9503>の通信子会社のケイ・オプティコムは18日、9月1日からサービス提供が開始されるスマートフォン(多機能携帯電話)向けSIMサービス「mineo(マイネオ)」のNTTドコモ<9437>回線の料金プランを発表した。データ通信量は1ギガバイトで月額800円(音声通話対応の場合は1500円)と、他のMVNO(仮想移動体通信事業者)とほぼ横並びの料金水準となっている。

 「mineo」ではすでに KDDI<9433> の回線を利用した「A プラン」の提供が開始されているが、9月1日よりNTTドコモの回線を利用した「Dプラン」も購入することができるようになる。「mineo」間で「Aプラン」と「Dプラン」相互のMNP(番号ポータビリティ)移動も可能。

 NTTドコモの回線を利用した「Dプラン」の月額利用料は、500メガバイトコースで700円 (音声通話対応の場合は1400 円)、1ギガバイトコースで800円(音声通話対応の場合は1500円)、3Gギガバイトコースで900円(音声通話対応の場合は1600 円)、5ギガバイトコースで1580円(音声通話対応の場合は2280円)となっている。またこの「Dプラン」の提供開始にあわせて、「Aプラン」の1ギガバイトコースと2ギガバイトコースの料金も9月に値下げされる。

 こうして他のMVNO(仮想移動体通信事業者)とほぼ横並びの料金水準となっているが、現在「Aプラン」を利用している家族間で通信量を分け合うことができるといった、他社にはない利便性により差別化もはかっており、さらにコールセンターに電話すれば、約1時間で「Aプラン」と「Dプラン」相互間のMNP移動も可能。こうしたサービスにより、ケイ・オプティコムとしては7月末時点に約8万件を達成した「mineo」の契約数を、できるだけ早期に100万件にまで拡大させたい考えだ。

 そしてケイ・オプティコムは同日、海外100ヶ国以上で使える個人渡航者向けプリペイドSIMカードも販売も開始すると発表。「mineo(マイネオ)」のブランドで販売され、料金は従量課金タイプで1メガバイトあたり32円からとなっている。(編集担当:滝川幸平)