ボルボ、ワゴンのボディにSUV風味を加えたクロスオーバー発売

2015年10月17日 17:33

画・ボルボ、ワゴンのボディにSUV風味を加えたクロスオーバー発売

「V60クロスカントリー」は、スポーツワゴンにSUVテイストを与えたクロスオーバーモデルで、新世代クリーンディーゼルを搭載した「D4」とガソリンモデルの「T5AWD」を設定している。同社のクリーンディーゼルとしては6モデル目のラインナップである。

 ボルボは、同社の中核モデルである「V60」をベースにした「V60クロスカントリー」の販売を開始した。

 これは、スポーツワゴンにSUVテイストを与えたクロスオーバーモデルで、新世代クリーンディーゼルを搭載した「D4」とガソリンモデルの「T5AWD」を設定している。同社のクリーンディーゼルとしては6モデル目のラインナップである。

 「V60クロスカントリー」は、「V40クロスカントリー」に続くクロスカントリーモデルの第2弾だ。スポーツワゴンモデルのV60をベースにクロスカントリー専用のエクステリアデザインと高められた最低地上高を与えたSUVテイストを感じさせるクロスオーバーモデルである。

 エクステリアでは、ハニカムデザインのフロントグリルをはじめ、フロント&リアのスキッドプレートやサイドスカッフプレート、グラファイトカラーのフェンダーエクステンションやグロッシーブラックのドアミラーカバーやサイドウィンドートリムなど、数々の専用装備を備えている。

 インテリアはオプションで専用のブラウンステッチ、ツートーンカラーを用いたスポーツシートを選択することも可能だ。さらに、クロスカントリー専用のサスペンションが採用され、V60比で全高は+60mmの1540mm、最低地上高は+65mmの200mmとなっている。これにより、V60譲りの高い快適性とスポーティなドライビング性能に加え、ラフロードでの走行性能を高めている。

 さらに相乗効果として、高いアイポイントによる運転のしやすさ、1540mmに抑えられた全高により、一般的なSUVモデルに比べ、優れた乗降性、立体駐車場の入庫の簡便さ、といった利便性を兼ね備えているのも特長である。

 パワートレーンはディーゼルモデルの「D4SE」とガソリンモデルの「T5AWD」を設定。新世代Drive?Eの2.0リッター4気筒ターボディーゼル「D4」エンジンは、最高出力190ps、最大トルクは400Nmを実現した。最新の8速ATとの組み合わせにより、JC08モード燃費は19.5km/lとダイナミックな走行性能と低燃費、高い経済性を誇っている。

 またH21年排ガス基準達成、H32年燃費基準+10%達成のクリーンディーゼル乗用車として、自動車取得税および自動車重量税が免税(100%減税)、自動車税75%軽減の、エコカー減税対象車だ。

 一方、「T5AWD」は、2.5リッター直列5気筒ターボエンジンにより、最高出力254ps、最大トルク360Nmを発揮。AWD(四輪駆動)システムにより、優れた走破性を実現。急勾配の坂を下る際にブレーキを自動制御し、一定車速で走行することができるヒル・ディセント・コントロールを備えている。

 価格は「V60 クロスカントリー D4SE」が494万円、ガソリンエンジンの「V60 クロスカントリー T5 AWD SE」が519万円。(編集担当:久保田雄城)