菅義偉官房長官は１０日の記者会見で同日と１１日の衆参での予算委員会で「国政の重要課題への説明を丁寧に行っていきたい」と語った。菅官房長官は「与野党との間で、建設的な議論の進むことを期待したい」とした。
一方、民主党の高木義明国会対策委員長は同日午前の記者会見で、閉会中審査は行うものの、野党が強く求める臨時国会について「「（政府・与党から）今日に至るまで何の音沙汰もない」として「強く抗議したい」と語った。
高木国対委員長は「これほど明確に憲法に定められていることについて、内閣が応じようとしない。許しがたい暴挙。憲法を守れと要求したい」と臨時国会の召集を改めて強く求めた。
そのうえで、高木国対委員長は「本来なら臨時国会を開き、第３次改造内閣として何を実現していくのかを国民に明らかにするべき大事な時だ。ＴＰＰの大筋合意の内容についても今なお説明されていないという問題もある。安保法制についてもまだまだ議論する点がある。今日の予算委員会では安倍内閣の理不尽な姿勢を明らかにしていきたい」とした。（編集担当：森高龍二）
