参院の厚生、環境の委員長不在続く 岡田氏批判

2015年12月04日 09:17

 民主党の岡田克也代表は3日午後の記者会見で、臨時国会を開かないため、参院厚生労働委員会、環境委員会の委員長が不在で「閉会中審査を行いたくても協議すらできない」と指摘。「民主党代表として強く抗議したい」と安倍内閣を強く批判した。

 参院では厚生労働委員会の丸川珠代前委員長が環境大臣に就任、環境委員会の島尻あい子委員長が沖縄北方担当大臣になったことから両委員会とも「委員長不在」の状況が続いている。環境委員会では筆頭理事も不在。

 岡田代表はこうした状況をとりあげ「内閣が代われば普通は国会を開き、それに伴う委員長人事をやる。それをやっていないから、こういうことが起きている」と憂慮した。

 岡田代表は「緊急事態が生じた場合にどうするのか」と提起し「無理な(国会)運営のつけがまわっている」と政府・与党の責任を改めて指摘した。(編集担当:森高龍二)