趣味やレジャーは、人生を豊かにしてくれるもののひとつ。世代によっても嗜好は異なるが、人生の満足度を向上させる趣味と、そうでないと思われているものがあるようだ。PGF 生命が全国20~79歳の男女2000名を対象に実施した調査によると、「自分の人生の満足度を向上させていると思う趣味・レジャー」で最も多かったのは「旅行」で、2人に1人(54.1%)が回答した。2位以下は「パソコン」(38.2%)、「グルメ」(36%)、「音楽」(26.9%)、「ドラマ・映画」(25.3%)と続く。
調査は今年10月30日~11月1日、ネットエイジアリサーチのモニター会員20~79 歳の男女を対象に実施。「人生の満足度を向上させている思う趣味」に「パソコン」を挙げた人の割合は50代以上の男性に多かった(50代男性:48.5%、60~70代男性:55%)。また「自動車・バイク」は、40代以上の男性で割合が高く、40代男性で28%、50~70代男性のいずれも23%だった。
20代に注目すると、満足度を上げる趣味として「漫画・アニメ」を挙げた割合は男性41%、女性で37.5%、「ゲーム」では男性35%、女性26%となり、他の世代より高い。一方、「自動車・バイク」では、20代男性で14%と、上年代の男性より低かった。
「これにハマりすぎると人生の満足度が低下しそうだ」と思う趣味・レジャーについて聞いたところ、最多は「ゲーム」(23.1%)、以下「SNS(Facebookなど)」(18.8%)、「アイドル・イケメン俳優・美人女優」(18.5%)、「ケータイ(ガラケー、スマホ)・タブレット」(16.7%)、「パソコン」(11.8%)と続いた。「パソコン」は「人生の満足度が向上していると思う」趣味・レジャーの2位にもランクインしていたが、同時に「夢中になりすぎないよう気を付けたほうが良い」とも考えられているようだ。
「ハマりすぎると人生の満足度が低下する」趣味への20代の回答をみると、「ゲーム」は18.8%、「SNS」は20.5%、「アイドル」は21.8%、「ケータイ・タブレット」は16.5%で、他の年代の回答と大差がなかった。調査したPGF生命は、ゲーム・SNS・アイドルについて、「(20代にとっては)人生の満足度を向上させてくれる趣味でありながら、同時に、ハマりすぎに注意すべきものでもあるとの認識が他の年代と同様にあるようだ」とコメントしている。(編集担当:北条かや)