安保法制「今後も丁寧な説明に努めていく」総理

2016年01月06日 18:24

 安倍晋三総理は6日の衆院本会議で民主・維新・無所属クラブの代表質問に立った民主党の岡田克也代表が安保法制について「憲法違反の法律を絶対に認めるわけにはいかない」と国民の8割が説明不足とする中での自公らによる採決強行での法案成立に批判する投げかけに「いかなる時代においても、国民の命と平和な暮らしを守り抜くのは政府の、そして政治家の最も重い責任だ」とこれまで通り、安保法制は国民のために必要な法律だと強調した。

 安倍総理は「さきの国会で、戦後最長となる200時間を超える充実した審議が行われた」とし「野党3党の賛成も得て成立した」と、法案成立に「大きな意義があった」とアピール。

 そのうえで安倍総理は「子や孫の世代に平和な日本を引き渡していく基盤を築くことができたと確信している」とした。

 また安倍総理は「法案成立後も、自身も含め関係閣僚も様々な機会で説明に努めている」とし、「今後も国民に理解頂けるよう丁寧な説明に努めていく」と引き続き、説明を行っていく姿勢を見せた。

 安倍総理は「安全保障環境が厳しさを増す中、今後とも、現実を直視し、自らの政策・立場を明確にしたうえで、建設的な議論を行っていきたい」と暗に野党も安保に政策・立場を明確にし、建設的議論に参加するようにとけん制するような答弁を行った。(編集担当:森高龍二)