18日の日経平均は大幅3日続落。15日のNYダウは390ドル安で「チャイナ・パニック」時の昨年8月25日以来の16000ドル割れ。原油先物価格が一時29ドル台前半まで下がった。CME先物清算値は16795円。朝方の為替レートはドル円が117円近辺、ユーロ円が127円台後半。
アメリカなど6ヵ国が対イラン制裁解除を発表。日経平均は昨年9月29日のザラ場安値16901円を下回って始まり、序盤に16665円まで下げる。昨年来高値の20952円から2割以上も安い水準で「陰の極」。上海市場は前営業日終値付近でもみあうが、日経平均は徐々に下げ幅を圧縮し、後場、上海がプラス幅をひろげると17000円にタッチして高値は17037円。しかし終値では届かず16955円。日経平均、TOPIXは3日続落し、9月29日以来の17000円割れ、1400ポイント割れ。
日経平均終値は191.54円安の16955.57円、TOPIX終値は-14.52の1387.93。売買高は22億株、売買代金は2兆2430億円。値上がり銘柄数は258、値下がり銘柄数は1618。プラスはゴム製品、食料品、空運の3業種。マイナスは30業種で、下位は情報・通信、不動産、鉄鋼、証券、銀行、その他製品など。上海総合指数は0.44%高の小反発だった。
19日の日経平均は4営業日ぶりの反発。18日のNY市場もCMEもキング牧師の生誕記念日の祝日で休場。投資家の私には夢がある、か? ヨーロッパ市場は小幅安。朝方の為替レートはドル円が117円台前半、ユーロ円が127円台後半。
日経平均はマイナスで始まり、序盤16828円で底を打った後は急反発してプラスに転じ、17000円台にもタッチ。政府観光局から12月の訪日外国人数が発表されプラス43.4%。中国人も伸び率が回復した。2015年トータルでは1973万7400人。11時に中国で経済指標の発表ラッシュ。10~12月期GDPも12月の鉱工業生産指数も小売売上高も市場予測を少し下回る程度で上海市場は上昇し、日経平均も17088円の高値を取るが、長続きせずに急落。後場はプラスを回復して17000円台にもタッチするが、マイナスになる時間帯もあり不安定。終盤は上海市場の上昇にも助けられて17000円台を確保して終えた。
日経平均終値は92.80円高の17048.37円、TOPIX終値は+2.48の1390.41。売買高は21億株、売買代金は2兆1932億円。値上がり銘柄数は861、値下がり銘柄数は948。プラスは20業種で、その上位はその他製品、鉄鋼、海運、電気機器、非鉄金属、証券など。マイナスは13業種で、その下位は食料品、銀行、電気・ガス、建設、水産・農林、サービスなど。上海総合指数は3.22%高だった。
20日の日経平均は大幅反落で昨年来安値更新。原油先物価格が1バレル28ドル台まで下落したがヨーロッパ市場は高く、3連休明けのNYダウは27ドル高。NASDAQはマイナス。朝方の為替レートはドル円が117円台後半、ユーロ円が128円台前半。CME先物清算値は17030円。
日経平均は18円安の小幅マイナスで始まったが終日ズルズル下げていく一方。序盤に17000円、10時台に16800円、後場開始直後に16600円、終盤に16400円を割り込み、まさにリスクオフのセリングクライマックス。上海市場も午後はずっとマイナス圏で、為替のドル円は116円台まで円高が進行した。終値で16400円台をかろうじて確保したが、終わってみればカタストロフ的な632円安で2015年1月の昨年来安値を堂々更新。日銀が「黒田バズーカ第2弾」の追加緩和でマーケットを驚かせた2014年10月31日の終値よりも3円高いだけだった。
日経平均終値は632.18円安の16416.19円、TOPIX終値は-51.44の1338.97。売買高は25億株、売買代金は2兆6725億円。値上がり銘柄数はわずか40、値下がり銘柄数は1886。全33業種がマイナスで、その下位は鉱業、海運、不動産、石油・石炭、その他製品、建設など。上海総合指数は1.03%安だった。