25日の日経平均は大幅続伸。前週末22日のNYダウは原油先物価格が32ドル台まで上昇したのを受けて210ドル高。CME先物清算値は17230円。朝方の為替レートはドル円が118円台後半、ユーロ円が128円台前半。
日経新聞、テレビ東京調べの安倍内閣支持率は47%で横ばい。12月の貿易統計は原油安を背景に1402億円の貿易黒字で、2015年通年も貿易赤字大幅圧縮。日経平均は187円高の17145円で始まるが、それを「寄り高」に序盤は17000円台を割り込みマイナスになる時間帯も。前週末22日が941円だった反動もあり11時まで17000円前後でもみあう。それでも上海がプラスで始まり堅調に推移すると11時台は高値を取って上昇し17200円台にもタッチした。後場は上げ幅を圧縮して17000円付近まで下げるが、1時台は17100円付近で安定し、2時前後には再び17200円手前の高値圏まで上昇する。終盤はまた売られ不安定だったが、大引けで17100円台を確保し今年初めての続伸だった。
日経平均終値は152.38円高の17110.91円、TOPIX終値は+18.44の1392.63。売買高は22億株、売買代金は2兆4124億円。値上がり銘柄数は1643、値下がり銘柄数は229。全33業種がプラスで、上位は食料品、鉱業、その他金融、水産・農林、パルプ・紙、サービスなど。下位は海運、不動産、電気機器、輸送用機器、非鉄金属、銀行など。上海総合指数は0.75%高だった。
26日の日経平均は3営業日ぶりに大幅反落。週明けのNYダウは208ドル安。原油先物価格が30ドル台に下がり、製造業の指標も悪かった。朝方の為替レートはドル円が118円台前半、ユーロ円が128円台前半。CME先物清算値は16840円。
日経平均は17000円を割り込み16833円で大幅下落スタート。序盤は16800円も16700円も割り込み一時427円安。前場はその後おおむね16700円台後半のもみあいが続く。上海はマイナスだが為替レートはほとんど動かない。前引けは16799円。後場は当初16700円台で小動きし16800円台にもタッチするが、上昇はそこまで。1時台、2時台はジリジリ小刻みに下げ続け、上海市場が下げ幅を拡大して再開すると16700円を割り込んで2時50分に16652円の安値をつける。大引けで何とか16700円台に乗せて終えた。
日経平均終値は402.01円安の16708.90円、TOPIX終値は-32.40の1360.23。売買高は21億株、売買代金は2兆1124億円。値上がり銘柄数は148、値下がり銘柄数は1759。全33業種がマイナスで、その下位は海運、鉱業、パルプ・紙、機械、鉄鋼、その他金融など。上海総合指数は6.42%安だった。
27日の日経平均は大幅反発。原油先物価格が終値31ドル台まで大幅反発し、消費者信頼感指数も良くNYダウは282ドル高と大幅反発。朝方の為替レートはドル円が118円台前半、ユーロ円が128円台後半。CME先物清算値は17055円。
アップルの決算は増収増益だが売上高、鈍化したiPhone販売台数が市場予測を下回った。トヨタ<7203>とスズキ<7269>がインド市場共同開拓で提携交渉というニュース。トヨタが完全子会社化するというニュースを受けて東証はダイハツ工業<7262>を売買停止にした。日経平均は自律反発もあって240円高で始まり、序盤で17000円台に、続いて17100円台に乗せる。スズキ、トヨタは報道を否定したが10時台は17200円台に乗せて上昇幅は500円を超え、10時4分に17242円まで上がる。TOPIXも1400にタッチ。上海がマイナスで始まると水準を少し下げたが前引けは17136円。上海が下げ幅を拡大すると後場は100円ほど下げて再開し、17000円をはさんで小動き。為替のドル円が円安方向に動いて1時30分頃から17100円台に上がり、再開した上海市場はマイナスのままでも2時台は17200円に何度もタッチして最後まで安定。TOPIXは1400台に乗せて終えた。
日経平均終値は455.02円高の17163.92円、TOPIX終値は+40.47の1400.70。売買高は22億株、売買代金は2兆4514億円。値上がり銘柄数は1831、値下がり銘柄数は78。全33業種がプラスで、上位はその他金融、パルプ・紙、銀行、情報・通信、鉱業、電気・ガスなど。下位は水産・農林、医薬品、小売、空運、その他製品、精密機器など。上海総合指数は終盤プラスにタッチし0.51%安だった。
28日の日経平均は反落。FOMCの結果は利上げなし。年末のアメリカの経済指標の鈍化、マーケットの混乱をきちんと認識した。原油先物価格が32ドル台まで上がりプラス圏だっやNYダウは結果発表直後に急落し、終値は16000ドルを割り込み222ドル安。FOMC声明文がハト派的でも3月の利上げの可能性を排除しなかったのが問題視された。為替のドル円は一時119円台にタッチしたが朝方は118円台後半。ユーロ円は129円台前半。CME先物清算値は17055円だった。
日経平均はCME清算値にサヤ寄せし104円安の17059円で反落スタート。序盤は17000円を割るが、9時台のうちに17000円台に戻って底堅い。10時台に17100円を超えてプラスに浮上し、上海市場がマイナスで始まっても為替の円安に後押しされ11時1分に17235円まで上がる。翌日に出る日銀会合の結果期待もあり。後場は逆に押し返されて下落。プラスは最初の数分だけで、1時台には17100円も下回るが17000円台は維持する。2時前から上昇してプラスにタッチする時間帯もあったが、終盤はまた売り込まれる。それでも17000円台は堅持した。