民主党の岡田克也代表は30日開いた党大会で、夏の参議院選挙は平和憲法の改憲阻止と今後の政権交代の行方もかかる、非常に大事な選挙になると強く訴え「日本のために我々は頑張らなければならない」と呼びかけた。
岡田代表は「70年間育んできた憲法の平和主義、立憲主義。民主主義さえもが今、危機的状況にある」と危機感を示したうえで「安倍政権は、普通の自民党政権ではない」と断じた。
その意味は「憲法を変え、憲法の平和主義や基本的人権の尊重に対して平気で限定を加えかねない憲法改正を、もし彼ら(自民中心の改憲勢力)が参院で3分の2議席をとれば、行ってくると覚悟しなければならない。そんなことは絶対許してはならない」と強い危機感で阻止を訴えた。
また、「政権交代が今後できるのかどうかを決める選挙でもある」とし「この選挙は絶対に負けるわけにはいかない」と決意を示した。
岡田代表は「安倍自民党に総がかりで戦う態勢を築いていかなければならない」。選挙結果については「すべて私の責任」と結果に全責任を負う覚悟も示した。(編集担当:森高龍二)