中谷元防衛大臣は2日の記者会見で「北朝鮮が事前予告なく、弾道ミサイル発射を含む何らかの挑発行動に出る可能性は否定できない状況と考えている」と引き続き緊張感を持って情報収集、分析に努めているとした。
中谷防衛大臣は「防衛省・自衛隊として、現在、関係省庁や米軍と連携をしつつ、いかなる事態にも対応することができるよう、情報収集、警戒監視を行っている。北朝鮮状況の変化については個々の具体的内容は我が方の情報収集能力を明らかにすることにつながりかねない、また、事柄の性質上お答えは差し控えたい」として、具体の発言はしなかった。
中谷防衛大臣は「ミサイル発射を相手が行うか否かについて何ら明らかにしておりません。弾道ミサイルを発射すること、日時、飛翔体の落下海域を国際機関に通報しているわけでもありません。ミサイル発射を実際に行うか否かについても何ら明らかにしていないということであり、防衛省・自衛隊としては破壊措置命令の発出の有無、イージス艦等の態勢も含めて、手の内を明らかにしないということが適切だと考えております」と答えた。(編集担当:森高龍二)