民主、維新、共産、社民、生活の5党は19日、安保法制廃止法案を国会に提出した。これに先駆けて、5党党首会談が行われた。
党首会談の内容について、社民党の吉田忠智党首はツイーターで「本日の戦争法廃止法案提出を踏まえ、その廃止と閣議決定撤回、安倍政権打倒、与党及び補完勢力を少数に追い込むこと、国政選挙での協力について確認し、今後、幹事長・書記局長レベルで具体的に進めていくことで合意した」と発信した。
また、日本共産党の志位和夫委員長も「5野党党首会談で4項目を確認した!」と感嘆符付きで発信。
示された項目は(1)安保法制の廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を共通の目標とする。(2)安倍政権打倒をめざす。(3)国政選挙で現与党及びその補完勢力を少数に追い込む。(4)国会における対応や国政選挙など、あらゆる場面でできる限りの協力を行う、というものとしている。
一方、政府は安保法制を3月29日に施行する方針で、今回の安保法制廃止法案と合わせ、集団的自衛権の行使容認の是非をめぐり、国会での議論が再び交わされることになるもよう。(編集担当:森高龍二)