民主党の枝野幸男幹事長は1日、記者団から安倍総理が衆院予算委員会総括質疑で事実上、将来的に集団的自衛権の全面行使ができるようにしたい考えを示したことへの受け止めを聞かれ「例によって、後になって『言っていない』と開き直るだろうなと思う」としたうえで、安倍総理のめざす憲法は危険だとした。
枝野幹事長は、安倍総理の考えについて「安倍総理が憲法草案と称する、大日本帝国憲法よりも古い考え方に基づいた復古的な憲法にしようとしている」とし「その白紙委任を得ようとしていることははっきりしていると思う」と指摘した。
そのうえで、枝野幹事長は「具体的に何をどう変えようとしているのかということはごまかしながら、白紙委任を得ようとしていることは大変危険なことだ」と警鐘を鳴らした。また、白紙委任を得ようとしていることの危険性については「憲法改正に賛成している人でもご理解いただけると思う」と語った。(編集担当:森高龍二)