世論で党名「選挙互助会に相応しい」自民副総裁

2016年03月13日 08:24

 自民党の谷垣禎一幹事長は11日の記者会見で、党の役員会で高村正彦副総裁が民主党と維新の党の新党名について「世論調査で決めるようだが、『立憲民主党』という名は、鳩山一郎元首相のように自主憲法を目指すような政党に相応しい名前だと思う。党名を世論調査で決めるというのは『ザ・ポピュリズム』、選挙互助会にふさわしいものだということでありました」と紹介した。

 民主党案を皮肉ったものとみられる。一方で、民主党と維新の党の合流、新党結成、その後の動きを意識した発言とも受け取れそう。

 民主党と維新の党はそれぞれ党として最終候補に「立憲民主党」と「民進党」をあげた。民主党の赤松広隆議員は新党名について「立憲主義によって真の自由と民主主義を断固と守り抜いていく」との思いが込められているとし、維新の党の江田憲司議員は「民とともに進む政党。国民の立場に立って政治を進めていく意味を込めた。改革を前進させていくという意味も込めた」と説明した。

 両党は12日と13日に世論調査を行い、14日に支持の多かった方を新党名として決定することにしている。(編集担当:森高龍二)