菅義偉官房長官は19日午前の記者会見で熊本地震の被災者への食料支援について「約49万食の配送を完了しており、残る41万食についても本日中に配送する見込み」と語り、追加の90万食についても「できる限り前倒しで発送すべく調整している」とした。
また熊本地震については「余震が断続的に発生しており、引き続き警戒が必要。これまでの地震回数は震度1以上が590回」と頻発している余震に警戒するよう呼びかけた。
菅官房長官によると新たな遺体発見により地震による死者は44人。熊本県を中心に重傷者は216人、軽傷者は901人と重傷者で4人、軽傷者で12名、前日より増えたと発表した。
そのうえで、菅官房長官は「警察・消防・自衛隊・海上保安庁・医療部隊等による3万人規模体制で、捜索・救助活動、生活支援を実施している。特に被害が集中している南阿蘇村では土砂崩落による倒壊建物等の下敷きになっている方がおられる可能性があることから、南阿蘇村を中心に、捜索・救助活動については約4000人体制で行っている」旨、示した。(編集担当:森高龍二)