東日本大震災(2011年3月11日)、東京電力福島第一原発事故に伴う避難者の数は発災から5年を経た今も16万5000人に上っていることが復興庁の調べで分かった。
各地方公共団体の協力を得て、4月14日現在でとりまとめたもので、発災直後の47万人からは3分の1近くまで減っているものの、依然、全国47都道府県の1114市区町村で避難を余儀なくされている人たちがいる。
避難者数で最も多いのは原発事故被害を受けている福島県で5万2019人。次いで、宮城県の4万3822人、岩手県の2万1078人。東北6県で12万4963人に上っている。
東北以外での避難生活者は関東地区が2万8783人、近畿が2608人、九州・沖縄が2571人、東海・北陸が2204人、北海道が2086人で、全国で16万5337人になっていた。(編集担当:森高龍二)