国や東電に責任ある取り組み求める 岡田代表

2015年03月11日 09:34

 民主党の岡田克也代表は11日、東日本大震災、東電福島第一原発事故から4年を迎えて「福島の復興、すべての被災地の再生なくして日本の再生なしという言葉を胸に刻み、1日も早い被災地の復興を実現するため、被災地の皆さまに寄り添い歩み続ける」との談話を発表した

 岡田代表は「大震災発災時に最前線で対応した経験と知見を踏まえ、被災地の復興を最優先課題として活動してきた」とし「今後も党の東日本大震災復旧・復興推進本部を中心に、全力で復興に取り組む」としている。

 また東京電力福島第一原発について「廃炉工程の遅れ、止まらない汚染水流出、風評被害など福島の再生には今なお困難な課題がある」とし「子ども被災者支援法の趣旨に則った健康調査の徹底など、住民の不安を取り除く具体的な施策を提案していく。原発事故避難者の今は無理でも、いつかは戻りたいとの希望を断ち切らないよう、国や東電に責任ある取り組みを求めていく」としている。

 安倍晋三総理は「東電任せにせず、国も前面に立って廃炉・汚染水対策に取り組んでいく」と10日、改めて国が前面に立つことを約束した。また来年3月に震災からの集中復興期間が終了することに関連し「次の5年間の新たな復興支援の枠組みをこの夏までに策定する」と表明した。(編集担当:森高龍二)