MMD研究所はスマートフォンを所有する15歳~59歳の男女553人を対象に「2016年スマホ依存に関する調査」を実施した。それによると、「かなり依存している」が18.8%、「やや依存している」が52.6%と合わせて71.4%の人がスマホ依存の自覚があることがわかった。年代別で見ると、10代が21.6%、20代が26.4%、30代の21.8%がスマホに「かなり依存している」と自覚している結果となった。
続いて、スマートフォンに接触している時間を聞いたところ、「2時間未満」が最も多く20.3%、次いで「3時間未満」が17.9%、「1時間未満」が17.0%となった。これを依存度別で見ると、かなり依存していると回答した人で最も多かったのは「7時間以上」「5時間未満」で21.2%、次いで「4時間未満」が16.3%となった。やや依存していると回答した人では「2時間未満」が26.1%と最も多く、次いで「3時間未満」が19.6%という結果となった。
スマートフォン所有者にスマートフォンについて12項目のうち当てはまる事を複数回答で聞いたところ、最も多かった回答は「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」が62.2%で最も多く、次いで「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」が60.2%、「情報収集源がほとんどスマホ」が49.0%となった。
当てはまる項目の平均は10代が3.7個、20代は4.0個、30代は4.1個、40代は2.8個、50代は3.1個となった。さらに、この結果を各年代であてはまる項目数の分布を見ると、項目の当てはまる数の最多回答は10代、20代は共に1個、30代が1個と5個が同率、40代が1個と2個が同率、50代が1個となり、年代別で当てはまる項目の数が異なる結果となった。
スマートフォン所有者に外出する時にスマートフォンを自宅に忘れて取りに帰った経験があるかという質問をしたところ、45.2%の人が「取りに帰ったことがある」と回答した。
また、取りに帰るのに要したおおよその時間を聞いたところ、「5分以上10分未満」が37.6%と最も多く、次いで「5分未満」が36.0%という結果となった(編集担当:慶尾六郎)