今年の「父の日」は何日かご存知だろうか。近年、デパートやショッピングモールなどでは「母の日」は華やかに告知されているものの、父の日はそれに比べると、飾りつけから広告宣伝に至るまで、すべてにおいて幾分地味に思えてしまう。女性向けの商品に比べ、男性のものは一般的に色味も少なく、華やかさにかけるので仕方がないとはいえ、父親目線で見れば少し寂しくもある。
そもそも6月の第3日曜日が「父の日」となったのは、1909年のワシントンが起源といわれている。教会で母の日の説教を聞いていたソノラ・スマート・ドッドという女性が、自分を含む6人の子供を男手一つで育て上げて他界した父親を思い「父親にも感謝の気持ちをあらわすべき」と、教会で父の日を祝う礼拝を行ったのがきっかけだそうだ。一人の女性の優しい気持ちが、今や世界中で父親に感謝する日となっているのだから、何とも壮大な話である。
父に感謝の気持ちはあっても、いざとなると何を贈っていいのかわからないという家族も多いだろう。ネクタイやお酒などが定番のように言われているが、たまには違うものを贈ってみたい。ところが、そんなことを考えているうちについつい父の日が過ぎていた……なんて人もいるだろう。それならばいっそ、ソノラ・スマート・ドッドにあやかって、もっと壮大なプレゼントを考えてみればいかがだろう?
例えば、多くの男性が憧れる超高級車のフェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ、マセラッティ。さすがに購入するのは難しくても、一日オーナーになることくらいは可能だ。大阪にある超高級外車専門のレンタカーショップ「グローバルオートレンタカー」なら、フェラーリ、ランボルギーニなら約20万円、ポルシェ、マセラッティなら10万円弱で、24時間レンタルすることができる。
レンタルといえば、ワイルドなお父さんには、一日無人島を貸し切るというサービスもおすすめだ。神奈川県横須賀市、三笠桟橋から船で約10分の沖合に浮かぶ無人島「猿島」。旧日本軍の要塞として使われてもいたこの島は、今やすっかり観光地として親しまれているが、時期にもよるものの、なんと1日7万円程度で貸切ることもできるという。誰もいない無人島で一日漂流体験をプレゼントするのも面白いかもしれない。
自宅で思い切り音楽や映像を楽しみたいお父さんには、積水ハウスの「Life with Music & Theater 音のある暮らし」などはいかがだろう。最近では熟年にさしかかってから、人生をより豊かにするために音楽をはじめる男性も多い。また、時間とお金に余裕ができて青春時代の音楽記憶がよみがえる人も多い。しかし、一般の居住環境では近隣や同居者への配慮から、楽器演奏など「音を楽しむ暮らし」を実現するのは、なかなか難しいものだ。そこで、積水ハウスでは長年にわたって蓄積した遮音の研究ノウハウを生かし、心置きなく音を楽しめる暮らしを、規格型商品ではなく、個別に設計・施工するオーダーメイド方式で提案している。父の日に、豊かな将来を見越したリフォームを検討するのも素敵なプレゼントになるのではないだろうか。
毎日家族のために頑張っているお父さんに、忘れられない父の日のプレゼント。検討してあげてほしい。(編集担当:藤原伊織)