社民党の吉田党首が常任幹事会で辞意

2016年07月15日 09:14

 社会民主党の吉田忠智党首は14日の党常任幹事会で自らが落選したことや議席を減らした責任を取り「しかるべき時期に辞任し、次の党首に引き継ぎたい」と引責辞任する意向を表明した。

 吉田党首は「党首としての責任を痛感している。自身も国会議員でなくなった。参院選挙の総括をし、しかるべき時期に辞任する」とした。9月の全国の全国幹事長会議で正式に辞任の意向だ。

 吉田党首は参院選挙の結果が出た翌日(11日)「改選前議席の2議席から1議席に減った責任は党首である自分にある」とし、自らが国会議員としての身分をなくしたことも踏まえ『国会議員、常任幹事のみなさんと相談し、今後の対応を相談したい』と話していた。

 一方、この時、同席していた又市征治幹事長は「党首としての任期は2年ある。国会議員でなくなったから、党首としての資格がない訳ではない。常任幹事会でしっかり相談したい。選挙については選対委員長だった幹事長の私が責任者だったので、そのことも含めて総括する中で全国の声を聞いて、党首、私の責任問題は問いたい」としていた。(編集担当:森高龍二)