経済産業省が29日発表した商業動態統計速報で、6月の商業販売額は36兆2960億円と前年同月比で5.8%減少していた。
このうち小売業は11兆3110億円で1.4%の減少だった。季節調整をしての比較では小売業は前月に比べ0.2%増えた。
経産省は「6月分の小売業販売額(税込み)を指数化し、季節調整を行った指数水準(平成22年を100とする)は101.4で、季節調整済指数の前月比は0.2%の上昇となった」とし、「弱含み傾向にある小売業販売」との見方を示した。
経産省は「トレンドをみるため、後方3か月移動平均で前月比をみると、0.0%の横ばいとなった」とし「後方3か月移動平均の前月比を個別業種ごとにみると新型車効果により 普通車が好調であった自動車小売業は前月比4.3%の上昇、燃料小売業は引き続き市況の影響により低水準にあるものの1.6%の上昇」とした。
一方「飲食料品小売業はマイナス0.6%、織物・衣服・身の回り品小売業もマイナス1.1%、機械器具小売業もマイナス1.3%になった」としている。(編集担当:森高龍二)