トヨタ老舗販売店「トヨタ店創立70周年」を記念し、クラウン・アスリート・シリーズならびにマジェスタ・シリーズ、ランドクルーザー、ランドクルーザープラドに特別仕様車を設定。写真は「クラウン・アスリートS “J-FRONTIER”」(ハイブリッド)、価格は520.0万円
トヨタは、正規ディーラー網である「トヨタ店創立70周年」を記念し、クラウン・アスリート・シリーズならびにマジェスタ・シリーズ、ランドクルーザー、ランドクルーザープラドに特別仕様車を設定し、全国のトヨタ店を通じて、8月29日から発売を開始した。
クラウンシリーズの特別仕様車は、日本のモノづくりの技術を駆使して作り出したレイヤーウッドステアリングや東レ製ウルトラスエードを使ったシートなどを採用し、純国産車としての質感を際立たせたモデルだ。
グローバル市場で受け入れられ、世界各国で活躍するランドクルーザーならびにランドクルーザープラドの特別仕様車は上質感を高めた本革シートや海外仕様のシートを採用するなど、特別感とグローバル感を訴求している。
トヨタ店は、1946年にトヨタ自動車販売店で最も早くに設立されたディーラー。「日本の道に日本のクルマを走らせたい」というトヨタの思いに共感し、戦後間もない時期に立ち上げて以来、まさにフロンティア精神のもと、自動車産業の発展のために今日まで歩んできた。
そして、TOYOTAブランドにおける高級車を取り扱うチャネルとして、クラウンやランドクルーザーをはじめ、多様なニーズにお応えするクルマを提供し続けた結果、今年で創立70周年を迎える。
トヨタ店はブランドメッセージ「フロンティアへ 人を、地域を、もっと笑顔に」を掲げ、今後とも“もっといいクルマ”を提供し続けていきたいと考えているとした。
今回発売するクラウン・アスリート・シリーズ、マジェスタ・シリーズの特別仕様車は、純国産製を標榜する“J-FRONTIER”として設定した。クラウンは、世界価値に準拠しながらも、日本にこだわった純国産車であり、つくる人から乗る人まで「日本を夢中にするクルマ」を目指す。今回の特別仕様車は日本のモノづくりの技術を用いたレイヤーウッドステアリングなどを特別装備している。
レイヤーウッドステアリングは、2色のメイプル木材プレートを重ね合わせ、特殊技術によりステアリング形状に曲げたのち、職人による削りだしと塗装と磨き込みで、滑らかな肌触りとともに美しい色合いを醸し出した特別なステアリングホイールだ。
アスリートは、東レ製のウルトラスエード×本革シートを装備する。超極細繊維で構成されたスエード調人工皮革ウルトラスエードを採用することで、座り心地や手触りにこだわり、加えて耐久性、ホールド感など、機能性にも配慮している。
マジェスタの特別仕様車はプレミアムナッパ本革シート表皮のシートを採用する。傷の少ない良質の原皮を使用し、塗装の膜を薄くし丁寧になめすことにより、皮本来の柔軟性、風合いを引出した特性シートである。
今回のクラウンシリーズ特別仕様車は、アスリート、マジェスタを一部改良し、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備とした。ミリ波レーダーと単眼カメラを用いた総合的な制御により、クルマだけでなく歩行者も認識する歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロールをはじめ4つの先進安全機能を組み合わせ、安全装備を充実させている。
アスリート特別仕様車の価格は、475.74万円~541.62万円。マジェスタ特別仕様車は673.92万円~714.96万円。(編集担当:吉田恒)