働く人々の考え中心に『働き方改革』推進 総理

2016年09月03日 10:21

 安倍晋三総理は2日、働き方改革実現推進室の開所式に出席し「働き方改革にいよいよこれから我々は着手する。一億総活躍社会を目指す私たちにとって働き方改革は最大のチャレンジだ」と推進室の設置意義を強くアピールした。

 そして職員に「働く人々の考え方を中心にした『働き方改革』をしっかりと進めていきたいと思う。最大のチャレンジなので、選りすぐりの皆さんに集まって頂いた。皆さんの獅子奮迅の活躍を加藤勝信働き方改革担当大臣指揮の下、期待している」と訓示した。

 また安倍総理は「働き方は人々のライフスタイルに直結するものであり、経営者、企業にとっても大変大きな課題だ」と「大変困難が伴うが、私も先頭に立って取り組んでいく」と決意を示した。

 また、安倍総理は「世の中から『非正規』という言葉を一掃していく。長時間労働を自慢する社会を変えていく。かつての『モーレツ社員』、そういう考え方自体が否定される。そういう日本にしていきたいと考えている」と改めて、非正規の言葉を一掃していくと語り、雇用形態に関わらず、同一労働同一賃金となる社会の実現へ近づける姿勢をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)