総務省は5日、韓国政府行政自治部の金聖烈(キム・ソンリョル)次官らを招聘し、同日から日韓内政関係者セミナーを開くと発表した。5日、6日は都内で「地域振興、過疎化と地方行政体制関係」をテーマにセミナーを行い、高市早苗総務大臣を含む総務省幹部と意見交換もする。その後、都内を視察。
また、7日、8日の日程で、古都・奈良を視察。県庁では地域振興に対する取り組みを聞くほか、県内視察を行うとしている。
セミナーは1991年に行われた日韓首脳会談で日韓両国の地方自治体間の交流促進の合意を受け、総務省(旧自治省)と韓国行政自治部(旧韓国内務部)との交流が開始され、2011年まで毎年開かれていたが、2012年に韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島に上陸したことが原因で両国関係が悪化し、これまで開催されてこなかった。5年ぶりの開催となる。日程では都内でのセミナー以外に、奈良の視察などが加わった。(編集担当:森高龍二)