南スーダンを訪問し、ジュバ市内を見た稲田朋美防衛大臣は8日夜「7月に衝突があったが、落ち着いていることを目で見ることができ、関係者からも聞くことができた」と訪問した甲斐があった旨語った。
稲田防衛大臣は「特にロイ国連特別代表からジュバ市内について、平和で安定することを望んでいるし、7月のようなことが起きる可能性が低い旨、直接、伺えた」と意義を語った。
そのうえで、「駆け付け警護」、「宿営地の共同防護」などの任務付与については「今日は、情勢報告等でいろいろな報告も受けたところでもあり、持ち帰って、そういった点についても政府全体で議論していきたい」とした。
稲田防衛大臣は「今日、私が見たり聞いたりしたことも踏まえて政府全体で決めていくことになる」と語った。
稲田防衛大臣は、南スーダン訪問での感想を聞かれ「非常に国際社会からも、現地の方々からも感謝される活動を自衛隊の施設隊が行っていることを目の当たりにし、隊員の皆さんも元気に頑張っておられることを確認することができて良かった」と述べた。また南スーダン政府関係者らから日本が実際に作った道路など「是非見てほしいといわれ、予定外で橋の視察もさせていただいた」と現地を訪ねて、PKO活動の成果を肌で感じることができた旨を語った。(編集担当:森高龍二)。