駆けつけ警護は状況見極め政府判断で 防衛相

2016年10月01日 07:57

 稲田朋美防衛大臣は30日の記者会見で、南スーダンPKO活動への派遣隊に『駆けつけ警護』などの新任務を付与するかどうかについて「新しい法律(安保法制)の中に新しい任務も入っているわけで、それは、しっかりと訓練もしていかなければならないと思っている」とし「南スーダンの部隊に駆け付け警護の任務を付与するかどうかについては、状況等を見極め、政府全体で決めていかなければならない。今、何かが決まっているということではない」と語った。

 また「南スーダンの現状に関しては7月に一時懸念されるような事態もあったが、今のところは比較的落ち着いているというふうに聞いている。しっかりと状況というのは見極めていかなければいけないと思っている」と状況を見極めていくとした。

 稲田大臣は「駆け付け警護の訓練というのは、まだ最中でもあり、しっかり訓練をやっていく必要があると思っている」とし「駆け付け警護を付与するかどうかという判断には至っていない。隊員の安全性というのを確保していかなければいけない」とした。また稲田防衛大臣は10月中旬にも南スーダンを訪ねる方向で調整している。(編集担当:森高龍二)