防衛省は南スーダンを訪問した稲田朋美防衛大臣とロイUNMISS事務総長特別代表との国連ハウス地区での会談内容について「ロイ特別代表から派遣施設隊の活動について高い評価が伝えられた」としたうえで「今後、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)がマンデートを遂行するため、派遣施設隊、特に女性隊員が更に精力的に活動することへの期待が表明された」と9日までに発表した。
また、稲田防衛大臣はロイ特別代表に対し「派遣施設隊への支援に感謝を伝え、UNMISSと南スーダンのために、引き続き積極的に寄与していくことを約束した」とした。
南スーダン国防省ビルファム駐屯地ではヤウヤウ南スーダン国防副大臣らと会談。「南スーダン側から派遣施設隊への感謝の意が伝えられ、あわせて、両国関係の発展への期待が表明され、現地情勢改善に向けた取り組みについての説明があった」としている。
稲田防衛大臣は「派遣施設隊の活動等での安全確保への取り組みにあたり、南スーダン政府の引き続きの支援を要請した。また治安状況の更なる安定に向けた政府努力を促した」。
稲田防衛大臣は南スーダンでは派遣施設隊が整備した市内の道路やJICAの支援で建設中のナイル架橋工事の現場、国内避難民保護サイトなど、市内の現状把握に努めたとしている。(編集担当:森高龍二)