帰属が何処か基本押さえた中での議論をと前総理

2016年12月06日 12:54

 民進党の野田佳彦幹事長(前総理)は日露首脳会談で、北方四島で日露が共同経済活動を検討しているとの報道を受けての記者団の問いに5日答え「過去にもあった話だが、大事なことは主権がどこにあるかという、基本中の基本を押さえた中での議論でなくてはならない」と北方四島の帰属を押さえて進める話だとの考えを示した。

 野田幹事長は「この基本を踏まえて今度の日露首脳会談に臨むべき。経済協力はいろいろな話が出ているが、安易な進め方をすると食い逃げされる可能性もある」と警戒した。

 また、野田幹事長は「一定の結果や経過は国会で丁寧に説明するべきだ。進展することに期待するが、基本は押さえて臨んでほしい」と釘を刺した。

 日露首脳会談は15日、16日の両日に予定されており、北方四島の帰属問題が難しいため、さきに共同経済活動で経済協力を拡大する「特区案」が検討されているとの報道がある。(編集担当:森高龍二)