日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)実行委員会が主催する「2016〜2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考結果が12月9日発表され、富士重工業の新型「インプレッサSPORT/G4」が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
スバルの受賞は2003年のレガシィ以来13年ぶり2度目となる。
新型「インプレッサSPORT(5ドアハッチバック)/G4(4ドアセダン)」は、ステアリングを握る人に最高の「安心と愉しさ」を提供する事を目指し、次世代プラットフォーム“SUBARU GLOBAL PLATFORM”をはじめとしたさまざまな新技術を投入。国産初となる歩行者保護エアバッグを標準装備し、「総合安全」と「動的質感・静的質感」の大幅向上を実現したモデルだ。
販売面では、10月13日の発表から約1カ月で月販目標の2500台に対し、4倍超の1万1050台を受注するなど好調裏に推移。なかでも、スバル車以外からの乗り換えが全体の51%を占め、これまで以上に幅広いユーザーの支持を集めた。
富士重の代表取締役社長の吉永泰之氏は今回の受賞について、「皆さまからご評価頂き、この度『インプレッサ』が栄誉ある賞を頂戴し光栄です。お客様・お取引先・株主の皆様の御支援に感謝すると共に、引き続き『安心と愉しさ』のクルマ作りを加速させます」と述べた。
2016 – 2017 日本カー・オブ・ザ・イヤーは、2015年11月1日から2016年10月31日までに日本国内で発表又は発売され年間500台以上の販売が見込まれる乗用車全35台のノミネート車両から最終選考に臨む10台「10ベストカー」を選出。そのなかから最終選考した。日本カー・オブ・ザ・イヤーは、自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる59名の選考委員により選出され決定した。
スバル・インプレッサが「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した理由について主催者は、「新開発の“SUBARU GLOBAL PLATFORM”などにより質の高い走行性能を持ち、国産車初の歩行者保護エアバッグ、運転支援システムのアイサイトをはじめとする多くの安全装備を標準装着するなと世界トップレベルの安全性能を実現したことは見事。さらに200万円を切る手頃な価格からのモデルラインアップも高く評価した」としている。(編集担当:吉田恒)