天皇陛下の退位について、安倍晋三総理は４日の記者会見で記者団の質問に答え「昨年、天皇陛下が国民に向かってお言葉を発せられたことを重く受け止めている」としたうえで「現在、有識者の皆様に御議論をいただいている。国の基本であり、長い歴史とこれからの未来にかけての極めて重い課題であり、決して政争の具にしてはならないと考えている」と基本的姿勢を述べた。
そのうえで「正に、政治家はその良識を発揮しなければならない、そういう課題であろうと考えている」とし「中身や時期などを予測することなく、静かな環境で議論を深めていくべきであろうと考えている」と『中身、時期を予測することなく、静かな環境で議論を深める』必要があるとの考えを示した。
記者団が「政府の有識者会議は今月中にも特例法で一代限りの退位を実現するよう求める論点整理を公表する見通しだが、政府として、今後どのように議論を進め、次の通常国会で法整備を実現する考えか。また、民進党は皇室典範を改正し、退位を恒久制度化すべきと主張している。国会での与野党の議論に何を期待するか」と質問したのに答えた。（編集担当：森高龍二）
