憲法改正を結党以来の党の使命とする自民党の総裁でもある安倍晋三総理は20日召集された国会での施政方針演説で「憲法改正」へ「具体的な議論を憲法審査会で深めていこうではありませんか」と強く訴えた。
安倍総理は施政方針演説最後に改憲の具体的な議論を進めるよう呼びかける文言をぶつけた。安倍総理は「ただ批判に明け暮れ、言論の府である国会の中でプラカードを掲げても、何も生まれない」と民進党など野党が自民党などの強行採決に抗議し、プラカードを掲げることをけん制した。
そして「意見の違いはあっても、真摯かつ建設的な議論をたたかわせ、結果を出していこうではありませんか」と提起し「自らの未来を、自らの手で切り開く。その気概が、今こそ、求められている。憲法施行70年の節目に当たり、私たちの子や孫、未来を生きる世代のため、次なる70年に向かって、日本をどのような国にしていくのか。その案を国民に提示するため、憲法審査会で具体的な議論を深めようではありませんか」と結んだ。(編集担当:森高龍二)