「マツダ・ロードスターRF」の販売好調に推移、当初予定の9倍

2017年01月27日 09:12

Mazda_Roadster RF

発売後1カ月時点で受注2385台、当初予定の9倍超の「マツダ・ロードスターRF」、写真はRSグレードでボディからはマシーングレープレミアムメタリック(5.4万円高)だ

 マツダが、昨年12月22日に発売したオープンスポーツのロードスター・リトラクタブルハードトップモデル「マツダ・ロードスターRF」の累計受注台数が、1月23日までの1カ月時点で2385台になったと発表した。「ロードスター RF」の月間販売計画台数は250台予定だった。

 グレード別の受注構成比は、「S」が17%、「VS」が61%、「RS」が22%となっており、また、トランスミッション別では6AT(オートマティック)と6MT(マニュアル)が約5割ずつだという。

 ボディカラーは、オートカラーアウォード2016でグランプリを受賞した「マシーングレープレミアムメタリック」が48%と最も多い。力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを高次元で両立することで、鉄の無垢感のような質感表現を実現したことが受けた要因か。次に「ソウルレッドプレミアムメタリック」が20%と、マツダがイメージカラーとして訴求した魂動デザインの造形美をより質感高く際立たせる塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」を採用したボディ色が約7割を占めた。

 内装では「VS」に設定した上質なナッパレザーを使用したオーバーン(赤褐色)のシートカラーが好評だという。

 「ロードスター RF」の発注顧客層は20歳代から60歳代以上と幅広く、ユーザーは「オープン時・クローズ時双方のスタイルが良い」「スタイル・荷室スペースを犠牲にしていないことが魅力」「今後も楽しいクルマづくりを期待している」などの声がマツダに寄せられたという。

 マツダは、「ロードスターRFで提案した美しいデザインとマツダの挑戦し続ける姿勢に多くの共感を得られた」としている。

 「ロードスターRF」は、先代モデルで目指した「オープンカーの楽しさを身近に」という考えから生まれたモデル。今回の新型は、ルーフから車両後端まで、なだらかに傾斜するラインが特徴的な「ファストバック」スタイルを採用した。電動格納式ルーフを採用したリトラクタブルハードトップモデルとしてより幅広いユーザーに訴求する新たな価値に挑戦した2シーターライトウェイトオープンスポーツカーだ。

 「ロードスターRF」の価格は、「S」が324.0万円(MT)〜326.16万円(AT)、「VS」が357.48万円(MT)〜359.64万円(AT)、「RS」が373.68万円(MT)となっている。(編集担当:吉田恒)