少女像守る市民団体が尹長官の辞任を要求

2017年03月01日 07:33

 韓国・釜山の日本総領事館前の歩道に市民団体が設置した慰安婦を象徴する少女像を守る行動を展開している市民団体が領事館前にあるのは相応しくないとして移転を求める外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官に辞任を要求した。韓国メディアの聯合ニュースが28日報じた。

 市民団体は「10億円で反省する様子のない日本に免罪符を与え、元慰安婦のハルモニと国民に無理やり許しと和解を要求する外交部はどこの国の政府なのか疑わしい」などと批判した、としている。

 聯合ニュースによると、この団体は3月1日、少女像付近の「鄭撥将軍銅像」前で集会を開く計画だとしている。「集会には約1000人が参加する予定で、日本総領事館の周りを一周する平和的な行進も行う」計画で、地元の地裁は「集会日は祝日で、領事館の業務の妨害にならず、暴力・大規模デモで外交機関の機能や安寧を侵害する懸念が低い」と判断し、開催を許可した、としている。(編集担当:森高龍二)