公務員5人がつく『総理夫人』は『公人』蓮舫氏

2017年03月03日 07:50

 安倍昭恵総理夫人が「公人」か「私人」かが問われるケースが大阪府豊中市の国有地払い下げを受けた森友学園運営の幼稚園での講演や同学園が開校を目指している小学校の一時、名誉校長に就いていたことなどを含め、国会審議でも取り上げられる機会が増えた。

 この問題に、民進党の蓮舫代表は2日の記者会見で、2日の参院予算委員会質疑で『昭恵夫人に5人の公務員がスタッフとして付いていることが明らかになった』とし「税金で給料が支払われているスタッフが5人付いている総理夫人は『公人だ』と思う」と語った。

 そのうえで、蓮舫代表は「都合よく総理の解釈で『私人なのでこれ以上話せない』という類のものではなくなっている」と断言し「しっかり説明責任を果たしてもらいたい」と求めた。

 海外や講演活動でも「総理夫人」が「安倍昭恵氏」の名前と併記され、海外では当然、公的扱い、国内の講演活動でも「安倍昭恵氏」個人の講演ではなく、「総理夫人」としての色彩が、講演を聴く側にも意識として大きいことから見ても「公人」と解釈する方が自然といえよう。(編集担当:森高龍二)