日産、京都「二条城桜まつり」でEV「日産リーフ」を電源にライトアップに協賛

2017年03月24日 06:34

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パワーコントロールシステム「EVパワー・ステーション」を使った電力供給システム「LEAF to Home」を活用して日産が「二条城桜まつり」協賛、桜まつりのライトアップを実施する

 日産自動車は、世界遺産であり京都を代表する桜の名所である元離宮二条城で、3月24日から4月16日まで開催される「二条城桜まつり2017 桜の宴 Directed by NAKED」に協賛すると発表した。

 日産は、この「二条城桜まつり」において、パワーコントロールシステム・ニチコン社製「EVパワー・ステーション」を使った電力供給システム「LEAF to Home」を活用し、100%電気自動車(EV)「日産リーフ」の駆動用大容量リチウムイオンバッテリーに蓄えた電力により、桜のライトアップ演出を実施するというもの。

 元離宮二条城は、毎年、桜のライトアップ期間中に約7万人が訪れる京都でも有数の桜の名所。加えて、今年は大政奉還150周年の記念の年でもあり、国内外から多くの観光客が集まることが期待される。

 今年の二条城桜まつりは、京都市として初の試みとなる、ストーリー性のあるライトアップ、プロジェクションマッピングによる演出も行なわれる予定もある。

 電気自動車は、稼働中・走行中に二酸化炭素や窒素酸化物、硫黄酸化物を全く排出しないZEV(ゼロエミッションヴィークル)である。ライトアップに活用する「LEAF to Home」は、動作音が極めて静かであるため、二条城の静粛さと厳粛さに融合するとしている。

 また、ライトアップにCO2排出ゼロの「ZEV EV」を利用することにより、地球温暖化や酸性雨などの悪影響を抑制し、顕著な普遍的価値をもつ建築物である世界遺産を劣化・腐蝕から保護することに、イメージのうえで無理のない“つながり”が感じられる。

「LEAF to Home」は、日産リーフから電力を供給するだけではなく、夜間電力や太陽光発電を使ってEVである「日産リーフ」に充電し、リチウムイオン電池に蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用する。これによって電力消費のピークシフトに貢献しながら、停電時や非常時などには、バックアップ電源としても活用できるという特徴を持っている。この特性を「二条城桜まつり」のライトアップというイベントで訴求するというのが狙いか。

 このイベントを4月の週末6日間においてスマホなどで撮影して、自分のSNS(Facebook, Instagram, Twitter)に指定されたハッシュタグを付けてアップすると、各日先着で300名に、「桜の宴」「京の老舗名産品展」で利用できるクーポンが貰える。(編集担当:吉田恒)