韓国・聯合ニュースは22日、北朝鮮の朝鮮中央通信が中長距離弾道ミサイル『北極星2』の発射実験に再度成功したと報じたことや「実験に立ち会った金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が実戦配備を承認したという」と報じた。
日本政府によると、弾道ミサイルは21日午後4時59分ころ、北朝鮮の北倉(プクチャン)付近から発射され、約500キロメートル飛翔し、北朝鮮東岸から東に約350キロメートルの日本海上に落下したと推定されるとしている。日本の排他的経済水域(EEZ)外と推定されている。
聯合ニュースは朝鮮中央通信の報道として「(今回の成功を受け、金委員長は)これからは量産し、人民軍戦略軍に配備すべきだと強調したという」としている。
『北極型2』は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を地上配備型に改良したもので、個体燃料を使用していることから、発射に向けた察知が難しい。実戦配備へ動きが進めば朝鮮半島情勢は一層緊張を増すことになる。政府は国際社会と連携し、北朝鮮に自制を求めていくとしている。(編集担当:森高龍二)