民進党の蓮舫代表は4日、都内での街頭演説で学校法人加計学園の大学への獣医学部新設を巡る「総理の意向」文書などにみられる疑惑や国民の多くが慎重審議を求めているなか、一般人が捜査対象にならないとは言いきれない懸念の残ったままテロ等準備罪創設法案を衆院法務委員会で強行採決し、衆院を通過させたことなど、安倍政権に対して「立法府として、しっかり行政監視をしなければならない。今、その問題が広がっている」とアピールした。
蓮舫代表は「なんで総理の腹心の友だけが無償で土地をもらって、ずーと許可が出なかった獣医学部を開設することができるのか。京都産業大学が手をあげていたのに、なぜ(許可の)条件が変わっていったのか。総理の御意向、官邸のトップレベルが言っている、とテレビドラマのような話だ。総理が知っていたら大問題、知らなくても大問題だ」と疑惑の文書に触れて指摘。
前川喜平前文部科学事務次官は「文書は本物」とし、菅義偉官房長官は「怪文書」と言い、松野博一文部科学大臣は「文書は確認できない」としていることに「どっちが嘘をついているのか、しっかりさせるのが立法府の仕事だ」と、国会で関係者に証人喚問で語って頂く必要があることを強調した。証人喚問には自民・公明・維新が反対していると、その姿勢を断じた。(編集担当:森高龍二)