結論不十分ならメールの宛先全員に直接確認する

2017年06月13日 18:57

 学校法人加計(かけ)学園(岡山市)の大学への獣医学部新設をめぐる「総理の御意向」「内閣府の最高レベルが言っている」などの文書についての文部科学省の再調査を受けて、民進党の加計学園疑惑調査チームは12日午後の文科省からのヒアリングで、桜井充・共同座長は「結論が不十分であったとしたら、(メールの宛先)全員にここに来てもらって、全員われわれが確認させてもらう」と適当な調査で終わらせないよう釘を刺した。

 また今井雅人共同座長は「与党とぜひ相談してもらいたいが、国会終盤だから公表してそれで終わりというわけにいかない」と伝えたうえで「われわれは、国会でちゃんと質疑しなければいけない。発表しました、国会閉じ、後は終わり。それでは許されない」と釘を刺した。文科省の担当者は「承りました」と答えた。

文科省による調査結果については、民進党・日本共産党・自由党・社会民主党が13日正午までに報告するよう強く求めている。国民への説明責任に対する政府・与党の調査への本気度が試されているといえよう。(編集担当:森高龍二)