森友問題で佐川現国税庁長官の証人喚問を要望

2017年08月05日 07:03

 民進党の山井和則国対委員長は4日、自民党の森山裕国対委員長と会談後、会談で和泉洋人・総理補佐官、前川喜平・前文部科学事務次官に加え、森友学園への国有地売却での8億円値引き問題に絡み、佐川宣寿・国税庁長官(前理財局長)も証人喚問するよう要望したことを明かした。

 また安倍昭恵総理夫人、加計孝太郎加計学園理事長、木曽功元内閣官房参与、獣医師会、獣医学会関係者らの予算委員会への参考人招致も求めたとした。

 佐川国税庁長官を証人喚問に新たに加えたことについて、山井国対委員長は「佐川(前)理財局長は国会でずっと虚偽答弁していた疑いが濃厚になってきた」とした。

 理由として「(森友学園に対する国有地売却の)価格交渉を籠池泰典氏(学園前理事長)と池田靖・前国有財産統括官がやっていたというメモや録音が出てきた」ことをあげた。

 山井国対委員長は「この半年間ずっと佐川(前)理財局長はそういう価格交渉はしていないと答弁してきた。そういう人が寄りによって国税庁長官で良いのかという問題がある。新たな証拠が出てきたのだから佐川氏の証人喚問は必要」とした。(編集担当:森高龍二)