北計画阻止へ全力挙げるよう政府に要請 蓮舫氏

2017年08月12日 07:47

 民進党の蓮舫代表は10日の記者会見で、北朝鮮がグアムの米軍基地包囲作戦で中虚位弾道ミサイル4発を同時発射する準備が今月中旬に完了するなどとしていることに「日本上空を通過させ、グアム島周辺の海上に落とす中身で、仮に発射した場合、日本の島根県、広島県、高知県の上空を通過するという極めて具体的な飛行ルートを予告した。決して看過できない」と述べ「政府は、日米韓連携強化はもとより、北朝鮮の計画阻止へ全力を挙げるよう」と要請した。

 また蓮舫代表は南スーダンPKO活動に参加した自衛隊の日報隠ぺい問題を巡り「当時の大臣がいないことには、いったい大臣は(南スーダンPKOの日報が存在するとの)報告を受けていたのか、受けたうえで了承し、隠ぺいしていたのか、核心部分が何一つ明らかにならない」と述べ、10日開かれた衆参での閉会中審査に続き、稲田朋美前防衛大臣の国会への参考人招致と委員会開催を、国対を通じて与党に求める考えを示した。

 一方、小野寺五典防衛大臣は、この日の閉会中審査で、特別防衛監察による報告から、さらに踏み込んだ調査を行うことはしない考えを鮮明にした。(編集担当:森高龍二)