オスプレイ 米側は大変重要な航空機と位置付け

2017年08月15日 07:29

 小野寺五典防衛大臣は14日、臨時記者会見し、北海道で行われている日米合同訓練へのMV-22オスプレイ参加については「今も調整中」とした。また、オスプレイの安全運用、沖縄の基地負担軽減について、17日の「日米2+2」でも話をしたいと思っている、と語った。

 小野寺大臣は、沖縄で12日催された辺野古基地建設反対やオスプレイ飛行反対集会に主催者発表で4万5000人が集まったことへの受け止めについて「私どもとしては沖縄の負担軽減のために、特に普天間の固定化を避けるためには今の辺野古への移設ということ、これを丁寧に説明しながら進めさせていただきたいと思っている」と辺野古への代替基地建設は普天間基地固定化を避けるために必要との方針を改めて示した。

 またオスプレイについて「日本の安全保障、あるいは緊迫する東アジアの問題にとって米側としては大変重要な航空機と位置付けていると承知しており、日本も自衛隊がこの航空機を取得して、離島間での急患輸送や災害での対応とか、そういうことに活用していきたいと思っている。いずれにしても安全運用をしっかり米側に求めていきたい」と引き続き、安全運用を求めていくとした。(編集担当:森高龍二)